私は、日本各地を訪れる外国人旅行者が増えることで、今の日本に元気をもたらすと信じています。 日本は世界でも有数の観光資源が豊富な国です。 海外で暮らしていた時に、この素晴らしさを外国人に知ってもらうには、実際に来てもらわなくては分からないのではないかと考えたのが、インバウンドのビジネスに関わり始めたきっかけです。 留学生活中に、他の国々から来たクラスメイトが自分の国のことを誇りに、時には自慢げに話すのと同じように、日本人ももっと日本について誇りに思っていいはずだ、と感じました。 日本の大手電気製品や自動車、アニメが世界で有名になっている一方で、未だ海外にはサムライや芸者が町を歩いていると思っている外国人は少なくないのです。 TVや映画などのメディアを通じてしか、日本のことが伝わらない国も未だ多くあるのです。
本物の日本を分かってもらうには、日本にきてもらうしかない。そう思った私は米国のビジネススクールを卒業した後、これから少なくとも20年はこのインバウンドの道で生きていく、と決意しました。今自分が持っている知識・経験でしか出来ないこと、ほとんどの人が未だ携わったことのない分野に取り組むべきだと考えたのです。
日本に住んでいる日本人には旅行に関する情報が溢れている一方で、外国人にとっては詳細で最新の情報が非常に不足しています。 外国人でも日本を自由に旅を出来るようにならないと、日本は本当の意味での国際化を果たしたと言いきれないのではないでしょうか? 外国人旅行者にとって大切な基点となる宿泊施設や観光案内所においては、まず彼らに対して多くの情報を分かりやすく提供して頂くことで、それぞれの地域から真の国際化を実現出来ると信じています。
日本の若者が海外に興味を持つことは、今の情報が多い世の中においては致し方ないことだと思います。 現に私自身もそうでしたし、そのような流れは止まることはないでしょう。 その半面で「日本の若者よりも外国人の方が日本の文化に興味を持ってくれているようだ」 「日本も捨てたものではない」と聞いたこともあります。 いま日本人が日本の誇りを再認識し、気持ちの面での活力を取り戻すには、外国人旅行者に来ていただくことが一番早いのではないでしょうか? そうすることで、やがてその地を離れた若者もその地の良さを改めて分かる時が来ると思います。
訪日観光客を増やすための音頭を取っている日本の観光当局も最近良く頑張っています。 しかし、現場の民間企業、つまり宿泊施設や観光関連団体が何らかの自発的な行動を起こさなければ、良い結果(=集客力・応対力の向上)はなかなか表れません。 提言や企画だけを聞くよりも、まず実践を。 今までと違った一歩を踏み出すことが、日本各地で、今まさに求められています。
2004年12月
※創業当時の文章を編集無しでそのまま掲載しております
代表 プロフィール:
小野秀一郎(おのしゅういちろう)
1974年 大阪府生まれ。
1992年 慶應義塾高校卒業
1996年 慶應義塾大学経済学部卒業後、旧富士銀行(現・みずほ銀行)にて、融資・渉外業務を担当。
その後、オーストラリアにてITサービス関連のインターンを経験し、米国のフェニックステクノロジーズ(株)の日本支社で情報システム管理に携わる。
2000年 米国オハイオ州のケースウェスタンリザーブ大学院に留学、英国マンチェスタービジネススクールへ交換留学。
2001年 グロービス(株)にてインターンとして組織運営・人事管理分野のケーススタディ教材開発と翻訳に従事。
2002年 大学院を卒業、経営学修士を取得。
同年6月 インターネット予約サイト、クラブトクーを運営するクーコム(株)に入社。
社長補佐兼人事部リーダーに就任し、組織開発、人事採用、総務、業務推進、会員サポート責任者を担当。
2003年 インバウンド事業部執行役員に就任し、同社のインバウンド(英語版サイト)の立ち上げを担当。 ウェブマーケティング、予約オペレーション、会員サポート、海外のサイトとの提携などの全ての業務に従事。取引宿泊施設数600軒以上、会員数2万人近くにサイトを成長させる。また日本初の外国人向けレンタカーサービス事業を立ち上げる。宿泊商品・レンタカー商品合わせて約5500件の外国人による予約・問合せの処理を経験。
2004年 クーコムを退職し、実践!インバウンドを創業。
2010年 温泉地・観光地向けのマーケティングサービス、研修セミナー提供拡充の為、株式会社インバウンドにっぽんを設立。現在に至る。
【 参画したプロジェクト、執筆、アドバイザー登録 】
・東京観光財団 産業観光アドバイザー 2022年~24年
・東京都 産業労働局 ホテル向け派遣アドバイザー 2021年~24年
・自治体国際化協会 プロモーションアドバイザー 2020年~24年
・観光庁 広域周遊促進の観光地域支援専門家 2017年~24年
・経済産業省 中国地方魅力発信専門家 2019年
・東京都 観光まちづくりアドバイザー 2018年
・東京都 飲食店向け外国人受け入れアドバイザー 2016年~17年
・やまとごころスピーカーズ 派遣講師に登録 2016年~
・地旅の宿ネットワーク 顧問 2014年
・山梨県 外国人観光客受け入れ体制整備計画検討委員会 委員 2014年
・JTBグローバルマーケティング&トラベル
JAPANiCAN.com Webマーケティングアドバイザー 2006年
【 執筆・インタビュー 】
⇒詳細はこちらのページ
・内閣府 プロフェッショナル人材 事例集 2022年3月
・福井新聞 インタビュー 「プロフェッショナル副業人材」 2021年7月
・乗馬と馬術の総合誌「馬ライフ8月号」寄稿 2021年7月
・日本商工会議所 会報誌「月刊商工会1月号」寄稿 2020年1月
・週プレ 11月25日号 コメント 2019年11月
・日本商工会議所 会報誌「月刊商工会5月号」寄稿 2019年4月
・旅行新聞『インバウンド寺子屋』執筆 2016年11月~2017年10月
・宣伝会議 寄稿 2016年5月
・ヒトサラ会報誌 インタビュー 2016年3月
・事業構想 インタビュー 2015年10月
・日経トップリーダー インタビュー 2014年
・J2TOP 寄稿 2013年
・産経新聞デジタル「イザ!」 2012年10月~
・世界最大級のクチコミサイト、トリップアドバイザーの認定代理店 2010年3月~
・JTBグループ、ジェイティービー能力開発 受託講師(インバウンド分野)
・日本観光協会 観光関係人材育成事業 受託講師 2010年9月~
・週刊ホテルレストラン ウェブ版コラム連載 2010年5月~10月
・Yahoo!知恵袋 ビジネス分野の専門家回答者 2009年3月~
・長野県 英語版観光ブロガー 2009年2月~2010年3月
・観光経済新聞 Q&Aコーナー「ネット時代のインバウンド」 2008年9月~09年
・長野インバウンドサミット キープレーヤー・委員 2008年~10年
・観光経済新聞 寄稿「接遇面重視への危惧」 2008年
・旅館経営道場 ヘルプメンバー 2008年
・観光経済新聞 コラム「ネット時代の集客術」 2005年
・国際観光旅館連盟 会報「RYOKAN」 2005年~06年
・週刊ホテルレストラン 編集委員 2005年
【 小野秀一郎の資格、学位、活動など 】
・米国MBA
(ケースウェスタンリザーブ大学院 経営学修士 マーケティング・起業専攻)
・国内旅行業務取扱管理者
・古民家鑑定士 一級
・Googleデジタルワークショップ 修了
・温泉ソムリエ 修了
・東京オリンピック 横浜市ボランティア登録
・ボランティア通訳
・中国語検定4級
・第一種証券外務員
・旅館三田会 事務局長
・創業者三田会 主宰
所在地 ご連絡先:
東京オフィス
シェアラウンジ 渋谷スクランブルスクエア11F
小金井オフィス
〒184-0002 東京都小金井市梶野町4-18-7-1F
電話:042-256-5634
FAX:050-3737-1993
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